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執筆者の写真umechante

子供の頃からの夢

 

ブリーダーになったきっかけって、ブリーダーさんによって様々です。良く聞くのは、最初はブリーダーになるつもりはなかったけど、飼い始めた血統猫があまりにも可愛くて子供を産ませてみたくなった、とかですかね~。


私の小さい頃の夢は、ムツゴロウ王国で働く事でした。今の若い世代はもしかしたら畑正憲さんを知らないかも知れませんね。

小学生時代の私は、自分の夢を書く作文で、北海道のこともよく知らないのにムツゴロウ王国で今すぐ働きたい!どうすれば子供でも働けますか?とか書いてました笑 当時の担任には一蹴されましたが。


私の実家は、裕福でもない(どちらかと言えば貧しい)…のに、家族みんな動物好きで人より動物にお金をかける 妙な家で育ちました。色んな動物が家におり、犬猫以外に鳥類から魚類、爬虫類まで種々さまざまな生き物がいて総勢で何匹いたのか把握できないくらいで、近所からは動物園と呼ばれていました。


幼少期から動物と暮らすことが当たり前になっていたので、ムツゴロウ王国は大好きな動物と暮らしながらお金まで貰えるとは、なんて幸せ♡とか甘い考えを抱いていました。


その後、中学生だったか、あまりにも昔過ぎていつ頃だったかは定かではありませんが、本気でムツゴロウ王国に勤めるべく自分なりに色々調べてみました。当時は今のようにPCもありませんから、畑先生の書籍を読んでみたり、テレビ局に電話したり笑


しかし、こんな奴はたくさん居たのでしょうね。王国で働くにはどうすればいいか、結果分かった事は、毎年何百人も応募があり、採用されないが当たり前、例え採用されても1人とかで非常に難関なものであるという事でした。当たり前ですが、希望する動物をみられるわけでもなく、下働きがほとんどなので寝る間もない、夜逃げも多い、ほぼボランティアの様なもん、とかそんな事でしたかね。はっきり覚えてませんが。

それで甘さを知り、王国行きはアッサリ諦めました笑 ニンゲン諦めが肝心。



その後、王国が無理ならムツゴロウさんの様にブリーダーになろう、と単純に夢を切り替え(※ムツゴロウさんは当時、珍しい犬種の繁殖もしていました)その頃からブリーダーになる事を心に持ち続けて来ました。


大人になってお金を稼ぐ様になったら、先ずは血統犬か血統猫を買おう、そしてブリーダーになろう!と思っていた珍しいパターンでした。

友達に話しても、ブリーダーって何?な感じでしたから。それを職業みたいに思ってたのも若かったですよね~。


ブリーダーは職業ではなく趣味なんだと理解したのは開始当初でした。びっくりするほどお金ばっかり掛かるし笑 これで飯を食っていこうなんて到底無理だわ、年間に一体どれだけの出産をさせ、どれだけの猫を飼うの?それって正しい?となりました。そして趣味として細々とやっていこうと思った次第です。


しかし実際、ブリーダーを職業にされている方もいらっしゃいます。それが一般的に業者といわれる方になります。ペットショップさんとかがそうです。加えて業者関係者というのはブローカーなど、仲介業者さん等に当たります。でも私はペットショップがやりたい訳では無いし、どちらかと言うと自分が理想とする品種を極めたい、と考えていたので、販売目的というよりは作出に力を入れた形でした。


もちろん業者さんを悪く言うつもりはありません。愛情を持って接していらっしゃる方も沢山いらっしゃるのでそういう方たちを決して否定はしませんが、うちはお譲りするにあたって色々と条件を出しますので 根本的な考え方が違うだけって事です。人が悪いとかそんな風には思っていませんから、仲良くしてる方もいらっしゃいます。業者さんを一概に敵と決めつけるのは如何なものかと思っています。ただ、業者さんは色んな動物を多頭で扱うのが通例でしょうから、管理の為にケージ?ケース?で飼うのも当たり前だと思うので、当キャッテリーはお譲りするのはお断りしています。



この歳になっても動物は全般何でも大好きで、動物園や水族館、サファリパークなど今でも赴きます。海外旅行に行っても1日は動物に関わる日を作るほどです。ちなみに一番思い出深いのは、タイでオトナのトラと触れ合って写真を撮れたこと、ゾウに乗って散歩した事です。たくさん写真を撮ったのですが、そのカメラを持ってた友人が帰国前日に観光スポットで盗難にあい、その時の思い出の写真は全て心の中にしか残ってません。それもあってか一番印象に残ってる思い出です笑



子供の頃からなろうと決めていたブリーダーになれたわけですから、現在、夢を叶えた形ですね、私は。


そして猫好きな夫と一緒になれたことも、大好きな猫たちに囲まれて生活できていることも、非常にラッキーな人間なんだと思います。


今ある現状に日々、感謝しています。




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